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【バーチャルイベント】海外企業のオンラインイベント事例と活用のポイントを解説。

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2021.1.27

新型コロナウイルスの影響で、アメリカやヨーロッパなど世界各地で開催されていた国際的な展示会の開催がオンライン上で行われるようになってきています。大型のバーチャルイベント・オンラインイベントの開催は参考となるような事例が少なく、世界を股にかけるような大手企業であっても企画内容や演出方法については試行錯誤をしているようです。今回は、P&GやLGエレクトロニクス等、海外企業のオンラインイベント開催事例について紹介します。

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自らのアバターを作成し、バーチャル空間内でオンラインイベントに参加できる「P&G」

まずはアリエールやパンテーンなど、世界的ブランドを多数扱う世界最大の一般消費財メーカー「P&G」のオンラインイベントを紹介します。P&Gは世界最大規模の家電・技術見本市「CES2021」に出展し、バーチャル空間での商品展示や、オンラインセッションを通じて自社の商品や活動について紹介しました。

(Youtubeより公式動画を引用)

P&Gのオンラインイベントでは、肌や服の色といった要素を選択してオリジナルのアバターを作成することができるようになっています。そして、そのアバターを動かしながら「バーチャル空間内で商品展示を見る」、「オンラインセッションに参加する」といった行動をとることが可能です。またオンラインイベントの参加中は、テキストでのチャットはもちろん、ボイスチャットを通じてP&Gの社員とコミュニケーションを取ることが出来るようになっており、関連する情報のサポートを受けながらバーチャル空間の中を歩き回ることができます。

参考:P&G Built a Cool Virtual CES 2021 Exhibit Complete with Avatars
https://interestingengineering.com/pg-built-a-cool-virtual-ces-2021-exhibit-complete-with-avatars

オンラインイベントをあえて有料で開催する「HubSpot」

デジタルマーケティングツールを提供する「HubSpot」では、例年米国ボストンで開催していた自社独自のイベントを初のオンライン上で開催しました。そして、「オンラインイベントならではの体験」を考えた企画設計が成功し、初のオンライン開催にも関わらず70,000名以上の参加者を集めました。

(画像:INBOUND2020公式サイトよりスクリーンショット)

HubSpotのイベントでは、P&G同様に自らのアバターでバーチャル空間を歩き回ることができ、興味のあるオンラインセッションや動画を閲覧することができるようになっています。HubSpotのバーチャル空間の特徴としては「俯瞰視点で表現されている点」や、「他のユーザー達の姿も多数見ることが出来る点」が挙げられます。

また、ほとんどのBtoB企業が無料のオンラインイベントを開催するなか、Hubspotはあえてチケットを有料にしています。チケットを有料にすることでイベントに参加する価値を高め、イベント当日の参加率を高める狙いがあったようです。

参考:BtoBイベント破綻の理由はパンデミックにあらず “対面の再現”を超えたオンライン体験をどう作る?
https://markezine.jp/article/detail/35001

アプリやブラウザ上で様々な商品体験が出来る「LGエレクトロニクス」

最後に、韓国に本社があり、様々な家電・電子機器で有名な「LGエレクトロニクス」のオンラインイベントを紹介します。LGエレクトロニクスは、ヨーロッパ最大の技術博覧会IFA2020の開催に合わせて、様々な商品の体験が出来るバーチャル展示会を公開しました。この展示会は一般公開されており、下記のURLからアクセルするか、専用モバイルアプリをダウンロードすることで誰でも参加可能です。(記事公開時現在)
https://www.lg.com/global/exhibition/index.html

(LGエレクトロニクス オンラインイベント公式サイトよりスクリーンショット)

LGエレクトロニクスのオンラインイベントでは、様々なシチュエーションでのLGエレクトロニクス商品の使用例を、バーチャル空間での展示や動画を通じて紹介しています。そして、バーチャル空間では個別の商品をクリックすることで、それぞれ360度ビューで細かな仕様を確認することも可能となっています。また、従来のオフラインでの展示会同様に「展示会からの退出時にはアンケートの回答を求められる」といった施策も見られました。アンケートに関しては、ブラウザ上で簡単に回答することが可能なため、参加者へのストレスが少ないように設計されています。

(LGエレクトロニクス 公式オンラインイベントサイトよりスクリーンショット)

【各企業のバーチャルイベント・オンラインイベントに共通するポイント】

・オンラインイベントならではの特別感を演出する。

オンラインイベントは、インターネットで気軽に参加が出来る分、工夫がなければ参加者はすぐに興味を失ってしまいます。今回紹介した企業のオンラインイベントはどれも、「アバターでオンラインイベントに参加できるようにする。」「参加チケットを有料化する。」「様々な商品シミュレーションが出来るようにする。」といった、参加者がイベントに飽きて離脱してしまわないための工夫がされていました。

・自社の強みを最大限に生かせるような企画・顧客体験の設計をする。

低価格の商品を中心に扱うP&Gや、目に見えないマーケティングツールを扱うHubSpotのオンラインイベントでは、参加者がアバターを使ってバーチャル空間を動き回ることで、自らブランドの世界観を体験することができるようになっています。そして、オンラインセッションや動画を通じて「自社の考え方」に共感をしてもらえるように工夫がなされています。

その一方で最新技術を強くアピールしたいLGエレクトロニクスは、バーチャル空間での商品デモや、360度ビューでの商品シミュレーションなどのコンテンツを多く制作することで具体的な商品の魅力を伝えています。

各社とも、ただ新しい演出を取り入れるだけではなく、自社の強みをしっかりと生かせるようにイベント全体のコンテンツ設計がなされています。

バーチャルイベント・オンラインイベントの企画・制作について

株式会社ビーライズでは、アバターやバーチャル空間を活用したオンラインイベントの企画・制作や、プラットフォームの提供を通じて、コロナ渦での企業の展示会開催や、マーケティングのデジタル化を支援しています。アバターやバーチャル空間を活用したオンラインイベントの詳細についてはこちらからご確認ください。

バーチャル展示会の制作やパッケージプランの導入について、情報収集中で資料が必要な方や、社内稟議用に資料が必要となる方はこちらから資料をダウンロードください。弊社担当より資料をお送りさせていただきます。

<この記事を書いた人>   株式会社ビーライズ マーケティング担当:藤田

株式会社ビーライズは、「デジタルで完結する社会を」をビジョンにかかげ、xR領域でバーチャルワールド活用サービスを提供するテクノロジーカンパニーです。リアルな3DCGとアプリケーション・web開発、アイデアを組み合わせた最先端ソリューション開発を強みとしています。